だいぶ間が空いてしまった。
6月27日、株主総会が終了した。
企業には一年間にいろいろな節目がある。
お正月、決算、新年度、株主総会、創業記念日・・・。
節目、節目で心の持ち方が更新される。
取締役としての最大の節目は決算であり株主総会である。
当社は未上場であり、出席して頂ける株主の方もごく限られている。
今回は業績もほぼ予算どおりに落ち着いたし、他に重要議案も無い。
が、それなりに緊張する。増してや初の議長役である。
予定時刻に開会。
一応のリハーサル通りに進めるが、舌の回りが良くない。
金額の桁を間違える。語尾が不明瞭になる。汗が出てくる。
・・・出来るだけゆっくり話してみる。
株主も協力的で意地の悪い質問は無い。
やっと緊張が解けてきたところで、
「異議なし」
賛成多数により議案は承認され、閉会。
出席していただいた株主の方には例年と同じで面白みが無かったことと思うが、やはりこれは厳かに型通りが本筋と自分に言い訳をしている。
明日4日から3日間、来年度新卒採用予定者の最終役員面接が行われる。
幾つかの関門を通過されて面接に臨まれる予定の方は、さぞ緊張のことだろう。
私としても、会社の大きな力となり、やがてはその将来を託すに足る人材を見極めると同時に、それぞれの人の一生を決定付けてしまうかもしれない出会いに、毎年大きな責任と緊張を感じる。
ここ数年、ほとんどの人が面接時の応対はほぼ同様、型通りである。
自己紹介(これは会社として前任にお願いしている)に始まって、当社を知った経緯、当社の評価、当社と自分の相性等々・・・。暗記してきたものを一気にという感じが多い。
私としても一応の情報は知りたいが心に響くものはなかなか少ない。
会社説明会やHP程度でそうそう当社が理解できているとは思わない。大きな勘違いが無いことさえ確認できれば良い。
当社は、個性豊かでヤル気のある人の集団だ。
一通りの社会的訓練が成され、コンプライアンスの精神を身にしていれば、形に拘ることは無い。上手に喋れなくても、思っていることがきちんと伝われば良い。
私は、ヤル気と、個性と、勘の良さをチェックする。