社長ブログ 社長が日々考えていることを思いついたときに・・・

想う、感じる、伝える。??

?嗅覚?
 
人は嗅覚によって時空を瞬間移動することがある。
 
ブルースト効果という言葉をご存知だろうか。街を歩いているときに突然、昔行った温泉町にいるような錯覚に陥ったり、アイスクリームを食べたときにふと別れた恋人を思い出したりすることがある。あれのことである。あれは匂いによる作用が大きいという。
 
人の脳は、匂いを感じる部位と感情や記憶をつかさどる部位が隣接していて、嗅覚と感情や記憶とはかなり密接な関係にあるらしい。強く心に残っている事象が、同じような匂いを嗅ぐことによって突然呼び覚まされるのだ。
 
嗅覚にはこの鋭敏さとは裏腹な一面もある。それは、同じ匂いにはすぐ慣れてしまうことだ。映画館やTVの受像機から画面に合わせた匂いを人工的に発生させようという研究があるが、なかなかうまくいかないようだ。このような装置で同じ匂いを連続したり、少し間をおいて度重ねたりする場合は、発生する匂いをどんどん強くしていかないと効果がなくなるらしい。
 
しかしながら、この匂いに慣れるということもわれわれの精神面に大きな作用をもたらしていると思える。
 
たとえば知人の家を訪ねたとき、生け花の清々しい香りが漂っていても、何かよそよそしく落ち着かない。ホテルに泊まるより遠くてもわが家のほうが休まるのは、慣れた枕だけではなく、意識しないほどに慣れ親しんだ家族の匂いが、われわれに安息をもたらすのではないだろうか。
 
「非日常」「出会いの空間」を演出しているわれわれにとっても、匂いのもたらす効果は大いに興味があるところだ。
    
 
= ピー・オー・ピー「見本市展示会通信」’09年5月1日号掲載 =
 
展示会コミュニケーションサイト 「展コミ」
http://www.eventbiz.net/
 

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