社長ブログ 社長が日々考えていることを思いついたときに・・・

今日からコートを春物に替えた。
コートの襟に首を深く突っ込んで伏せ目がちに歩かなくても良い季節になってきた。

先週末に河津桜を見に行った。
伊豆は身近に感じる割にはなかなか足が向かない。
車は混むし、電車で行くには予約やらなんやらで予めの準備が要ることになる。
明日天気が良さそうだから行ってみようか、とはいかない。

実は河津桜は初めてだ。
荒れ模様との予報であったが、風は強かったものの雨にたたられることもなく、ニッポンの春を感じることが出来た。
木によって差はあるが、早いものは七から八分咲きといったところか。
ソメイヨシノに比べると、ピンクのやや濃い少し重そうな花が塊となって咲いている。
土手に立ち並ぶ木が散策路に覆いかぶさって花のトンネルを作っている。
歩道の脇の菜の花が桜のピンクを一層引き立てる。菜の花のかすかな香りも漂う。
屋台や土産屋の喧騒も一つの季節感。
塩漬けの桜の花入りのソフトクリームは少し埃っぽかった。

河津の後は下田まで足を延ばして市内散策。
下田は個人的にはいわくの在る土地だが、ここも久しぶりだ。
開港由来の旧跡をたどって歩いたが、市街地は思ったよりこじんまりしていて、時間も体力もそれほど費やすこともなく回れた。
もっとも、歴史に疎い私は、いちいち昔学んだことをなぞることもなく、外観ばかりを見て済ましてしまったからか。
「ペリーロード」という小洒落た小路も整備されている。
ガイドブックで紹介していた、港のはずれにある朝日干しの小さな干物屋を訪ねたが、
「あらゴメンネー、今日は風が強いんで休みにしちゃったのー」
メジャーな土産屋で用は済ませたが、少し心残り。

 
来週月曜日、3月11日には「東日本大震災二周年追悼式」が国立劇場で開催される。
当社は今年も会場づくりのお手伝いをさせていただくが、そこにはもう一つのニッポンの春の現実がある。

複雑な気持ちで筆を置く。

社長ブログ

カテゴリー

エントリー

バックナンバー

Copyright