社長ブログ 社長が日々考えていることを思いついたときに・・・

レトルトカレー

5月の爽やかな風に子供たちの元気な声が弾む今頃、いつも思い出す話。

娘が小学生の頃の行事に「たて割り遠足」と言うのがあった。
1年生から6年生まで数人ずつで混成された小グループで、学校の周辺を徒歩の範囲で遠足を行う。
上級生が下級生の面倒を見る気持や、1年生が早く学校に慣れることを狙った縦のコミュニケーションの行事である。

その夜。娘が思い出し笑いをこらえながら話した。
 
 
= 午前中の予定を終了して、河原でお昼になった。
銘々が持参したお弁当を広げはじめたが、娘の同級生(5年生)の男子がお弁当箱を開くと真っ白なご飯だけであった。
(おかずを忘れた?)・・・気の毒な状況とこれからの展開に、子供心にも気まずい雰囲気がグループ内をよぎった。
「○○君おかずは?」・・・周囲は一瞬の緊張。
と、やおら○○君は着ていたシャツの前を下着ごと手繰りあげた。
いかな小学生とはいえ、一人の男子が裸になろうとしている状況に女子から嬌声が上がった。
すると、そこからこぼれ落ちたのは、なんとレトルトカレーの袋であった。
こぼれ落ちたレトルトカレーへの安堵と、お腹で温めていたというとっぴな光景が嬌声を大歓声へと変えた。==


お腹で温めたカレーが美味しかったかはともかく、お弁当にカレーとはなかなか粋なものだ。娘も少し味見をさせてもらいたかったけど言い出せなかったらしい。

この子の家庭は母親が仕事を持っていて、おかずを作る時間が無かったのでは?の憶測も出たが、そうではないだろう。
確かに忙しかったかもしれないが、レトルトカレーをおかずに、それもお腹で温めるというユニークな母親の発想と、そのアイデアをおそらく嬉々として受け入れたこの子の茶目っ気。
実に屈託の無い微笑ましい親子関係を私は想像する。

才能があれば、このネタから映画でも一本出来そうだ。

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