旅行と同じくらい映画を観ることが楽しみの一つなので、学生の頃のようには時間が取れない
けれど今年はこれまで映画館で43本を観た。
学生の頃年間100本以上観られたのは、いなかの実家が映画のポスターを掲示して委託販売
もしていたので、メジャーな映画をほとんど招待券でただで観られる特典があったおかげだった。
今思うとなんという幸せ!
今年観た内の5本は海外の旅先で映画館に入って観たもので、一番最近は、先月末ニューヨーク
の42丁目のシネコンで『THE FOUNTAIN』(ファウンテン)を11ドル払って観た。
決して英語が得意なわけじゃなく、というか正直学生の時英語は苦手な方だったので当然、海外
で観る映画は知っている俳優が出ているものを優先し、細かい英語のせりふが理解できなくても
ストーリーも分かりやすいだろうと想定できるものを優先してチョイスするのだが、今回デンゼルワ
シントン主演の『DEJA VU』(デジャヴ)にするか迷った挙句、ヒュー・ジャックマン、レイチェル・
ワイズ主演の『THE FOUNTAIN』(ファウンテン)を選んだが。
最後はヒュー・ジャックマンが孤独な禅僧に見えてきて、私にはちょっと難解だった。
旅先で映画見に行くと、このアメリカのシネコンスタイルがグローバルスタンダードとして世界中に
広がる姿を感じる。システムが分かりやすくて便利なのだがちょっと寂しい気持ちもする。
今世界中で一番クールな都市のひとつ上海の、さらに一番クールなエリア『新天地』の映画館が
アメリカスタイルなのはしょうがないとして、モンゴルの首都ウランバートルで入った、外から見ると
地味な映画館まで、ポップコーンとコーラを買わずにいられない雰囲気のアメリカスタイルになって
いたのは正直驚きだった。
少し前のことなので、今でもそのスタイルを維持しているか分からないがリスボンの目抜き通りに
ある映画館で『ディープ・インパクト』を見た時には、指定席された席には案内の若い女性が誘導
してくれ。(日本でも遅れて入ると暗い中を誘導してくれるところはあるけど)
一番驚いたのが、映画の中程でベルがなり休憩が入ること。
まるで、芝居の1幕が終わり休憩が入り観客は一旦ロビーに出てタバコや飲み物で休憩を
取る・・・昔の劇場のスタイルを映画でも残しているのだろうなと思われ内装もシアターではなく
テアトルと呼ぶのにふさわしい雰囲気があった。
去年の夏、日本公開前の『チャーリーとチョコレート工場』が見たくて、展示会リサーチの合間に入
ったフランクフルトのこじんまりとした映画館も趣があってよかったので、海外の旅先で映画を観る
楽しみは、日本公開より一足早く映画が観られることに加えて、その国独特のスタイルが体験でき
るとだと思うのですがいかがでしょうか。
北海道うまれのフラヌール
サンクスギビングデー(感謝祭)も休まず営業していた NY42丁目の映画館
