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“計算”することではなく“計画”すること。明確なコンセプトを持つこと。が大切です。

毎月私の付属するデザイン設計部では、
部会にて、得意分野についての勉強発表会。
のようなものを開いています。
今回、私にもそのお鉢が回ってきました。


テーマは、「現象を数値化するということ」


どういうことかというと、
「素晴らしい空間」
「快適な空間」
「美しい空間」または、
「安全な空間」
を実現するためには、
お客様がどのように過ごすのか?イメージし、
具体的かつ論理的に、現象を数値化する。
ということも大切な設計。
ということです。


例えば、博覧会で、トイレを設置するとします。
このときにどの位のトイレの穴数をそろえれば良いのか?
お客さんのアメニティを考えれば、多いに越したことは無いのですが、
肝心のイベントや、パビリオンの建設費や展示費の予算まで回して、
トイレを設置するのでは本末転倒です。
限られた空間と、予算を、上手くバランスさせて、
必要十分な数のトイレを設置するべきです。


通常、建築計画では事務所のトイレ穴数を、
「男子用便所の便房は、同時に就業する男子労働者60人以内ごとに1個」
などという数式で算定するのが、一般的です。


ただし、この場合の利用種別としては、あくまでも事務所なので、
博覧会と同じように、来場者が行動するわけではありません。
そこで、私たちは、
「会期中の平均した来場者数×平均滞留率×使用率÷トイレの回転数」
といった数式をプランニングして、トイレの穴数を求めます。
来場者数や平均滞留率の数値は、
今までお手伝いさせていただいた類似物件の
実績資料から平均値などを求めています。
また、使用率などの数値は、水道協会さんやTOTOさんが提唱されている
数値を使わせていただきます。


これと同じような考え方で「灰皿」や
「ゴミ箱」といったファニチュアも
数量算定をすることが出来ます。
しかし、策士、策におぼれる。
じゃあないですけど、計算こそ全て!
と思ってはいけません。(笑)


私たちが大切にしてるのは、あくまでも
<まずは、お客様の視点で考えること>
<より多くの視点と視座からバランスのとれた計画とすること>
<算定上派生するアイデアを積極的に活かすこと>
<重要なのは計算することではなく、計画すること>
<かつ、明確なコンセプトをもつこと>
にあるのです。


といったお話をさせてもらいました。


Presented by“すみ”

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