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ソウル「東大門デザインプラザ&パーク(DDP)」計画

今、ソウルの中心東大門がすごいことになっています!
ホテルの無料観光案内の雑誌を眺めていたら、ソウル東大門文化センターのデザインギャラリーで「10人10色デザイナー展」を無料開催中(2010/1/29~4/7)との記事に目がとまり、早速行って見ることに。


地下鉄の出口から、ぐるっと工事用のフェンスを回りこんでいくと有機的な形状の建物が突然目の前に現われる。受付の女性に記事を見せながらここは「10人10色デザイナー展」ですか?と質問
すると日本語と英語で「ここではありません」、会場全体MAPをくれて初めてこの東大門デザインプラザ&パーク(DDP)の全貌を知る。

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南西方向からの全体イメージ

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1 東大門デザインプラザ
2 東大門デザインパーク
3 デザインギャラリー
4 遺構展示館
5 運動記念館
6 イベントホール&カフェ
7 復元した城郭
8 東大門運動場を記念するため残した照明塔


ソウル東大門デザインプラザ&パーク(DDP)計画とは、日本統治下に破壊された城郭の復元という目的もありますが、一番の狙いはここを「世界のデザイン関連知識や情報が生まれ。集まり、伝える世界デザインのハブにすること」


ソウルをグローバル・トップ10都市に成長させること
このDDPが完成すると韓国のデザイン競争力は、世界デザイン先進国の90%レベルまで発展し、ファッション業界の売上は年間30兆ウォン、東大門商圏の売上も15兆ウォンにまで拡大し、ソウルはグローバル・トップ10都市に成長するらしい。

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右下:ペットボトルで出来たソウル市のマスコットキャラクター「ヘチ(日本の狛犬のようなもの)」
(全体の完成は2011年の12月)

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インフォメーションセンターの外観と内観(日本語の資料もあるので受付で言うといただけます。)


また、東京にもどってからこの建築家の名前を知ることに。勉強不足だったのですが実は先週営業の部長と話し込んだ時に話題になった女性建築家だった。
その建築家は ザハ・ハディッド 、イラク出身でイギリスを拠点に活躍し、2004年には女性として初めてプリツカー賞を受賞したという経歴の持ち主。あまりにも斬新なデザイン過ぎてコンペに勝っても実現できないことがあったという話も納得です。

このデザインの大胆さも、グッゲンハイムを誘致して経在的付加価値を高めたスペインのビルバオや、シドニーのオペラハウスのように国を代表するランドマークにしたいという強い思いの表れです。

個人的には自分の国を必要以上にさげすむ日本人的自虐さは大きらいなんですが、韓国の戦略の大胆さや実行力には謙虚に学ぶべきだと思います。


僕らにも何かできることがないか考えたいと思う、フラヌールでした。

「豊かな空間」

こんにちは、大坂一郎です。
 
以前より、一度入ってみなければと思っていた「京都国際マンガミュージアム」へ行ってきました。
マンガがたくさんあるぐらいだろうと、あまり期待しないで行ったのですが・・・。
 
京都市内には小学校の統廃合にともなう、旧校舎を利用したミュージアムが3つほどあり、
ここはそのうちのひとつになります。
 
 
行ってみて驚いたこと。
連休中ということもあり、かなりの入場者数でした。
大人から子供まで。
併設のカフェでお茶をする人、校庭の芝のうえでゴロゴロするひと、館内いたるところで
マンガを読みふける人々、
皆それぞれに充実した時間をすごしているようです。
 
来館者の行儀の良いこと。
壁面開架書架にある寄贈されたマンガは読み放題です。
展示品も基本的に簡易な棚の上に置いてあるだけ。
であるのに皆きれいに置いてあります。
さわってもきちんと元に戻す。昔、学校で教わりましたね。
 
建築空間の豊かさ。
私は造成開発中の土地ばかりで幼少期をすごしてきたので、
学校建築は私の一番嫌いな空間のひとつです。無味乾燥な冷たい箱というイメージ。
 
ここは昭和3年竣工の鉄筋コンクリートの校舎なのですが、美しいです。
アールデコです。
階段の手すり(擁壁か?)はテラゾーで何とも言えない曲線で造形されており、
さわっていて気持ちいい。
踏みづらは柄タイルで装飾されており、段鼻には木材がはめ込まれています。
転んでもひどいケガにはならないでしょう。現状は磨滅が進んでいて少し歩きにくいですが。
 
各部の造形から、当時の方々の子供への思いや教育というものにかける情熱が感じられて、
大きな感銘をうけました。
 
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ミュージアムの外観写真はいろいろなメディアで見ることができるので、
裏側(もとはこちら側が正面)を撮影しました。
 
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では、また。

建築探訪・・・「国立新美術館」

こんにちは、大坂一郎です。
先日行われた「ムラヤマ文化祭(東京版)」に大阪支店より出席した、
GUCH-S君からレポートがありましたので紹介します。
 
 
 
”第2回ムラヤマ文化祭(東京)に参加するため、東京を訪れました。
文化祭前日に休暇をとって、初めて国立新美術館に行きました。
本などで外観のイメージは事前に知っていたのですが、やはり実物は感動的なものです。
今まで見たことのない有機的なデザインの建物は、その高さやボリュームを感じさせない、
軽やかな印象でした。
 
多数のビルのイメージが強い東京の街ですが、美術館敷地入口からの視点では
不思議と背景に他の建物はありません。
植栽の緑と良く調和して、美術館の周りだけに静寂な時間が流れているように感じました。
 
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館内に入ると建物の表情は一転、建築のダイナミックさをガツンと味わうことになります。
外から見えていた軽やかな曲線は内部の吹き抜け空間を自由に駆け回って、
部分的に迫り来る感覚があります。
仕切りがない大きな吹き抜けも、自分が立つ位置によって印象が変わって面白い空間でした。
 
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各展示室は一直線に整理されて配置され、巡回しやすい動線になっているのと同時に、
外壁の曲線や円錐形のレストランを引き立てる要因となっていました。
木を基調とした内装はミッドタウンや地下街のグランスタ、関西では京阪電車の新駅など、
他でもよく見かけますが、木の面材に行灯を組み合わせる点や長い廊下をすべて木の床
で覆う所は、他にない贅沢さがあるとおもいます。
 
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昼過ぎに入館したのですが、出る頃にはもう暗くなっていました。
 
ガラスの壁面は外の様子を透過して、日の移ろいを感じられます。
親しみやすい美術館でした。”
 
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この美術館については、以前にもこのブログでとりあげられていましたが、
そこは気にせずに。
 
では、また。

「上海森ビル」と「東京タワー」

こんにちは、大坂一郎です。

高いところが好きな?神戸次郎さんから、高いところに関する考察が送られてきたので、紹介します。


”2009年1月の上海視察研修で世界一高い展望台・新森ビルを見学しました。


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未来的空間・演出と400mを駆け上がるエレベーターの速さ、
世界一高い展望台からの眺望には感動しましたが、展望室でのビル底を覗くガラスビューでは
『イメージしていたほどの恐怖感』を感じません。


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<Why>同行していた本社メンバー達の会話の中で
「東京タワーと同じだ」
「東京タワーのほうがいいね!」などの言葉を小耳にはさみ、
『そういえば半世紀(東京タワーも私も)にもなるのにまだ1度も登ったことがない!』
『業界人として(関係ないが…)これではダメだ』『東京出張の際には必ず…』
<When>の思いが募りましたが2月初旬、早速(ゆるい出張)機会に恵まれ登頂を試みました。
・・・・・・・


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土曜日の午前中で大展望台まではスムーズに登れましたが、
上の特別展望台までは1時間程並びました。

が、晴天にも恵まれシースルーの小さなエレベーターで昇っていく360度眺望は
何とも言えぬ感動を覚え、待った時間など吹っ飛びました。

で、わたし的『上海森ビル』と『東京タワー』の比較感想は


● 毎日どんよりの上海の天気とすっきり青空が開ける東京の眺望では快適さが違う!
 ので東京タワーの勝ち。


● 超高層ビルを高速で上がるエレベーターと360度パノラマを見ながらゆっくりタワーを
 登るエレベーターでは趣が比べ物にならない!
 ので東京タワーの勝ち。


● 底を見るルックダウンウィンドウでは高さ(約500m対150m)に関係なく『恐怖感』は変わらない
 <なぜか???>
 ある一定の高さを超えると感覚がなくなり『落ちる!』と感じるリアル性がないと『恐怖』が
 伝わらないのか?
 (わたし的には足元に鉄塔が広がる東京タワーのほうがリアルで足がすくみましたが…)
 なので東京タワーの勝ち。


と、全く意味なく・根拠のないわたし的評価ですが、
話しの根底には高度成長期時代の象徴『東京タワー』が、今も人を魅了するのは
歴史性だけでなく『世界で屈指の美しいモニュメント』だから、と私は思っています。


『上海森ビル』は半世紀後、どういった立場で存在しているのでしょう?”

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「無用の用」

こんにちは、大坂一郎です。


先日、「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」京都公演を聴きに行ってまいりました。
私としてはもうひとつ、「京都コンサートホールの中に入ってみたい。」という目的があったのですが、
京都初の本格的大型音楽ホールということで新築当初から気にはなっていたのですが、なかなか
実行できなくていました。

このホールは低層住宅地域のなかにボンッと建っているイメージがあります。
そんなに遠くないせいもあって、東京や大阪へ出るのと違って、なかなか気分が「よそいき」になり
ません。
四条通りの百貨店に行く方が少し緊張します。


とにかく、スーパーに買い物に行くような「しまりのない」気分のまま家をでました。


さて、このホール、エントランスが敷地のだいぶ奥にあります(私は初めて知った)。
エントランス前広場はホールと府立資料館の建物と植物園の緑に囲まれて外部環境からゆるく
隔離された感じです。


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気分が「非日常」になってきました。エントランスをはいるとすぐに螺旋形のアプローチ。
中心の空間には空調換気塔が12本建っているだけで何もありません。
空間の無駄遣いと怒られてしまいそうです。


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長いらせんのスロープを歩いて登っていくにつれ、気持ちが高揚していきます。
何も装飾がなく、簡潔なディスプレイ(指揮者・演奏家の肖像)しか存在しないのも、
無駄な刺激がなくてよいです。


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スロープを2階レベルまであがって、やっと大ホールのホワイエになりました。
ホワイエに至った時分には気持はすっかり「コンサートモード」です。
小さな無駄の積み重ねはただの無駄ですが、
十分なスケールと計算のもとにある「無駄な」空間があることによって、演奏を適度な緊張感の
中で楽しむことができました。


ところで「無駄な」空間の中にぽつねんと存在する空調換気塔ですが、
「ただ、立っているわけではないだろう」とディスプレイデザイナーのカンで、あらためてよく見て
みると、やはり仕掛けがありました。


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ではまた。

今月号の「美術手帖」は、シャルル=エドゥアール・ジャンヌレの特集。

今月号の「美術手帖」のタイトルは、
美術と建築のマリアージュ ル・コルビュジェ
というものです。
シャルル=エドゥアール・ジャンヌレって、
本名で書いてもピンときませんね。
ハハハ。


マリアージュ。
ってのは、mariage
フランス語で、相性のよい組み合わせ。
と言う意味らしいです。
“ケンチクと美術”両方を愛したル・コルビュジェ。
ということでしょうか?


確かに、ル・コルビュジェ
って建築家は、同時に美術家でもあるんですね。


6月17日に放送された、NHK「新・日曜美術館」では
「美術手帖」とほぼ同じテーマで、
むしろ『画家』と呼ばれたかった
~近代建築の父 ル・コルビュジエの真実~

という番組が放送されました。


また、森美術館では2007年5月26(土)から、9月24日(月・祝)まで、
森美術館 ル・コルビュジェ展」が開催されています。


何で、ここにきて、日本国中!
ル・コルビュジェなのだろう?
と思ったら、実に生誕120周年ということでした。

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写真は、15年位前に行ったVilla Savoye
1923-1925: Le Corbusier: 82 rue de Villiers 78300 Poissy


手前の白いTシャツは、若かりし頃の私です。


やはり、本物の建築の中に、身を置いてみること。
目だけでなく、感覚をフルに使ってさまざまに感じてみること。
って、大切なのだなぁ~、と思いました。


前回、ご紹介した
Mies van der Roheの「バルセロナ・パビリオン」
に勝るとも劣らない。
私にとって、宝物のような体験です。


Presented by“すみ”

東京って、面白いケンチクが沢山あります。

いつも、何気なく歩いていますが、改めて、ケンチク探訪の散歩をしてみました。
長距離の散歩には、丁度善い季節ですからね。

六本木アクシスビル 設計:アーキテクト・ディザイン
国際文化会館 設計:前川國男+板倉準三+吉村順三 
「青山墓地」
ホンダ青山ビル 設計:椎名政夫
「絵画館前の銀杏並木」
テピア 設計:槙文彦
ワタリウム」 設計:マリオポッタ
塔の家」 設計:東孝光
青山ベルコモンズ」 設計:黒川紀章
ALESSI SHOP
スパイラル」 設計:槙文彦
ハナエ・モリビル」 設計:丹下健三
神宮前太田ビル」 設計:竹内武弘
TOD’S 表参道ビル」 設計:伊東豊雄
表参道ヒルズ」 設計:安藤忠雄

ざっと、六本木から、青山を経て原宿まで、
途中、ランチなどをしながら、ゆっくり歩いて4時間くらいでしょうか?

やっぱり、東京ってケンチク好きには堪らない街です。

そうそう、ケンチク探訪をされる際、
特に住宅や事務所を観させていただく場合には、
最低限のマナーは、守りましょう。

すみでした。

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