
こんにちは、大坂一郎です。
大阪支店にて企画・設計・施工をしておりました「大阪市立科学館」が、
この7月18日にリニューアルオープンを無事むかえることができました。
4月にお伝えしました「学天則」も所定の位置に設置され、音楽つきで「思索して」います。
今回の改装は大阪市立科学館としては「第三次展示改装」にあたりまして、
1階から3階展示室まで全展示改装、展示設計の時間だけでも2年越しの物件でした。
このような物件を手掛けていて楽しいのは、新たな知識と出会えることです。
学芸員さんの展示意図に従い設計していく中で、原理を教わったり解説をきいたり、
タダで勉強できてしまいます。
特に今回の改装では科学館側の「実物・実体験から得られるもの」を重視する方針から、
実物をたくさん展示しています。

たとえばふだん何気なく街中で見ている電柱の各部の部品、その各部の持つ意味、
またその各部品を作ったりするいろいろな企業があること、等この仕事をしなかったら
知る機会もなかっただろう事どもが多くありました。
弊社も展示品の購入手配などもしたのですが、名称を聞いただけでは形も素材も見当
もつかないものが多くあり、営業担当者は苦労したと思います。
工事中、館の一部は営業をおこなっており、観光バスが日々入ってくる合間に非常に重量のある展示物を搬入したりと、現場管理者の苦労も大変なものでした。

いろいろな苦労はありましたが、科学館の方から「いいものができた」とおっしゃっていただけて
よかったと思います。




皆さんも是非一度「大阪市立科学館」をみにきてください。