こんばんは、大坂一郎です。
大阪支店の「chain」さんの西国道中記はまだ続きます。
(前回のあらすじ)
・・・文化施設に立ち寄った「chain」さんは、少しディスプレイ屋としての意見を述べたのであった・・・
”特別企画展が山口情報芸術センターでやっているということで行くことにしました。
-大友良英ENSEMBLES展-
情報芸術センターについたのが、9時半。
センターは開いていたのですが、展示ホールは10時から。
1Fのクリエイティブスペースにて「OTOMO YOSHIHIDE ARCHIVES」という紹介展示と
ホワイエでやっている「without records」(ウィズアウトレコーズ)というインスタレーション展示で
時間つぶし。
「OTOMO YOSHIHIDE ARCHIVES」は映像紹介となってました。

Installation3 「without records」はホワイエスペースいっぱいに
古いポータブルレコードプレヤーが設置され展示されています。
プレイヤーからは、ノイズ音がそこらじゅうから聞こえてきます。
観客は電源のon/offすることもできたり、移動させたりできるようです。
レコードがないのに音が聞こえてくる不思議な空間でした。

「ギーギー」音がしていて、タンテーブルがグルグル回っています。
なんか、へんてこなイベント展示だなと感じながらあっというまに30分たったので、残りの展示を
見に行くことに。
スタジオAでのInstallation2「orchestras」(オーケストラズ)[新作/YCAM委嘱作品]。
真っ直ぐ行って左に曲がっていく。
入口はドア1枚分の細い通りとなっており、少しづつ照度が暗くなっていきます。
中に入ると、真っ暗。
真っ暗すぎるぐらい真っ暗で、じゅうたんが敷いてあり座りながら天井・空間を楽しむ
インスタレーションとなっていました。
これまたへんてこな…。
空中に廃材のイスや机・格子やまどなど様々なものが天井に吊られており、鏡の反射装置に
よって光があたります。
ちょっとお化け屋敷の感覚。
スピーカーからは音の素材が流れてくるのですが、頭の上で、ぼそぼそつぶやかれるので、
めっちゃ怖いです。
ちょうど私がいた場所の上では、物凄いネガティブなつぶやきばかり…(苦笑)。
辛いとかシンドイとか痒いとか…

最後には全ての商品がライトアップされる。
こんなに吊り物があるのかと驚く。

↑へんてこなドラム缶オブジェ
オブジェになっていて、口のあたりに手をかざすと「プッスー」と大きい音と空気圧が出てきて
ビックリします。
壁にはレコードが貼ってあります。
あと印象に残ったのが、ヘッドホンをして壁に取り付けられている一本の弦を指で押すと、
いろんな人がいろんな歌や音楽を演奏しているのが聴けるという展示。
それが5カ所あるのですが、押す人によって聴こえる音楽も違う。
ヘッドホンによっても聴こえてくる音楽も変わるという仕掛け。
何種類の音楽があるのかとちょっとビックリしました。
同じ弦に触っていて、ヘッドホンも変えたのに聴こえる音楽が違う。
かなり楽しめます。(おじさんがアンパンマンの歌を歌ってるのはかなり笑えました。)
地下の展示が終わり1Fに上がれば、スタジオに戻ってきます。スタジオの演奏展示は
ワンクール40分。
結構長くて、閉所恐怖症にはかなり辛い展示です。”
・・・・・・つづく?