こんにちは、大坂一郎です。
高いところが好きな?神戸次郎さんから、高いところに関する考察が送られてきたので、紹介します。
”2009年1月の上海視察研修で世界一高い展望台・新森ビルを見学しました。

未来的空間・演出と400mを駆け上がるエレベーターの速さ、
世界一高い展望台からの眺望には感動しましたが、展望室でのビル底を覗くガラスビューでは
『イメージしていたほどの恐怖感』を感じません。

<Why>同行していた本社メンバー達の会話の中で
「東京タワーと同じだ」
「東京タワーのほうがいいね!」などの言葉を小耳にはさみ、
『そういえば半世紀(東京タワーも私も)にもなるのにまだ1度も登ったことがない!』
『業界人として(関係ないが…)これではダメだ』『東京出張の際には必ず…』
<When>の思いが募りましたが2月初旬、早速(ゆるい出張)機会に恵まれ登頂を試みました。
・・・・・・・

土曜日の午前中で大展望台まではスムーズに登れましたが、
上の特別展望台までは1時間程並びました。
が、晴天にも恵まれシースルーの小さなエレベーターで昇っていく360度眺望は
何とも言えぬ感動を覚え、待った時間など吹っ飛びました。
で、わたし的『上海森ビル』と『東京タワー』の比較感想は
● 毎日どんよりの上海の天気とすっきり青空が開ける東京の眺望では快適さが違う!
ので東京タワーの勝ち。
● 超高層ビルを高速で上がるエレベーターと360度パノラマを見ながらゆっくりタワーを
登るエレベーターでは趣が比べ物にならない!
ので東京タワーの勝ち。
● 底を見るルックダウンウィンドウでは高さ(約500m対150m)に関係なく『恐怖感』は変わらない
<なぜか???>
ある一定の高さを超えると感覚がなくなり『落ちる!』と感じるリアル性がないと『恐怖』が
伝わらないのか?
(わたし的には足元に鉄塔が広がる東京タワーのほうがリアルで足がすくみましたが…)
なので東京タワーの勝ち。
と、全く意味なく・根拠のないわたし的評価ですが、
話しの根底には高度成長期時代の象徴『東京タワー』が、今も人を魅了するのは
歴史性だけでなく『世界で屈指の美しいモニュメント』だから、と私は思っています。
『上海森ビル』は半世紀後、どういった立場で存在しているのでしょう?”
