
photo : Masaru Aso
暑中お見舞い申し上げます。
今年は“猛暑の夏”との予報でしたが、関東地方はいまだ梅雨も明けず、すっきりとしない日々が続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
休みの日は家でのんびりすることが好きですが、写真が趣味の私は、ほぼ毎週末、家の近くにあるこの「里山」へ撮影に出かけています。とてつもなく田舎の田園風景に見えるかも知れませんが、これでも横浜市の中にあるんですよ。ここは「寺家ふるさと村」という所で、住宅街の中に、突如里山原風景が現れる、そんな感じの場所なのです。
四季を通じ、様々な自然の表情を見ることが出来るところです。この時期、特に稲穂の緑が鮮やかで、目に優しく穏かな気持ちになれます。日ごろの慌しさをリセット出来る、私にとってのリフレッシュ方法なのかもしれません。
ところで、「里山」といえばこのしくみ、日本特有のもので、人の手により自然を管理し、維持し続けることの出来るとても優れた循環システムだと聴いたことがあります。自然の素材をうまく活用し、育て、絶やすことなく次世代までつなげてゆく、現在の消費社会の我々に最も必要な要素ですね。
消費体質であった我々の業界も、3Rに則り、様々な視点で無駄な消費を省き、より環境にやさしい活動を目指してまい進してはいますが、「里山」ほどの循環システムまでは到達出来ていません。
次世代環境のことも考えながら「感動空間を創造する」、そんな理想的なスタイルを目指し、一つ一つ行動してゆきたいな、などと田んぼにしゃがみこみ、ファインダーをのぞきながら考えていました。
週末のもう一つの顔 ウェブマスター麻生でした。