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一足先に、夢の未来へ。「FLEX Park Tokyo」

予期せぬ出来事から、思わぬ発見や発想が生まれる。

偉大な発明や画期的なアイデアの背景には、偶然が隠れている。

そういうお話、みなさんも耳にしたことがあると思います。

あらたな体験価値の創造を目指す「New Emotion」プロジェクトも、偶然のきっかけからともに夢を追いかける仲間に出会い、共同プロジェクトに参画し、夢の実現へ向けて確かな一歩を踏み出すことになりました。

はじまりは「検索」から。

開発営業の社員がTwitter で「テーマパーク 夢」というキーワードで検索したところ、「Dream On」という有志団体がヒット。すべては、この偶然から始まりました。

「Dream On」とは?

Dream Onは、『夢を追求し、夢のあふれる未来を創造すること』をミッションとする有志団体。「空飛ぶクルマ」を実現した実績を基に、「こんな未来ができたらいいな」という夢を描き、様々な分野のプロフェッショナルとともにその実現を目指しています。
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Dream Onの活動に心ひかれた彼は、自社開発コンテンツを企画しているプラン開発セクションに相談。話を聞いたメンバーは、すぐに共感を抱いたそうです。

「この人たちの目指すところは、『New Emotion』プロジェクトと同じじゃないか?」

「何ができるかわからないけれど、一緒に何かできるかもしれない」

そう感じたプラン開発のメンバーは、自分たちの想いをDream Onへ伝えました。

Dream Onの代表である中村さんによると、それはとても“熱い”ものだったそうです。中村さん「自分たちの夢や『一緒にどういう活動をしたいか?』みたいな内容が、ビッシリと書いてありました。しかも、すごく熱い文章で。率直に『すごいな』と思いましたね。すぐにプレゼンのお願いをしたのですが、詳しいお話をうかがって、すごく共通するものを感じました。創るものは違うけど、目指していることや実現に向けたアプローチなどはかなり近いなと」

プラン開発のメンバーは、中村さんと話し合う中で、お互いが同じような苦労を抱えていると感じたそうです。

Dream OnもNew Emotionも、まずはコンセプト的なところに共感してもらって、そこから実体を作っていこうとしているプロジェクト。しかし企業や世の中は、具体的なプロダクトやサービスなどがないとお金も人も動かないのが実情。そういったジレンマや葛藤の中で、いかに夢をカタチにしていけるか。中村さん自身、何度となくこの壁に直面しているといいます。

中村さん:「我々がやっていることはすぐにお金になることではないですから、企業と協業しようと思っても、なかなか難しいことも多い。利益とか株主とか企業の論理とうまくかみ合わず、お話が進まないケースは当たり前のようにあります」

夢を追う時に必ず直面する「現実の壁」。この壁をいかにして突破するか。

中村さんとプラン開発のメンバーは、何度となく話し合いを重ねました。ムラヤマは、Dream Onの夢のために何ができるか。Dream Onは、ムラヤマの夢のために何ができるか。両者が見出した答えは「できるところからやってみよう」でした。

中村さん:「New Emotionの企画は、技術的にもいくつかハードルがあるので、まずはカタチにしやすいところから始めるのがいいと思ったんです」

スモールスタートから始める。

最初から完璧を目指すのではなく、まずは前進してみよう。スモールスタートで、できるところからやってみよう。 単純な結論かもしれませんが、結果としてここからムラヤマとDream Onのパートナーシップは大きく前進。それはやがて「FLEX Park Tokyo」という施設へと結実することになります。

FLEX Park Tokyo

空飛ぶクルマや空飛ぶホウキなど、Dream Onが思い描く未来の世界やプロダクトを仮想体験できる場所「FLEX Park Tokyo」。ムラヤマは、空間・体験デザインをはじめ、ビル会社等との調整や資材提供の交渉など、様々な面でサポートしました。

※FLEX Park Tokyoは、2023年5月を持ちまして閉館致しましたが、2023年7月愛知県豊田市に「FLEX Park Aichi」をオープンしました。皆様のご来場をお待ちしております。
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「未来を体験できる場所」をつくる。

現在、一般公開に向けて準備が進んでいる「FLEX Park Tokyo」。ムラヤマが参画した時点では、空間構築に関してはほぼ白紙。そこから中村さんが思い描く「未来を体験できる場所」というビジョンを頼りに、一歩ずつみんなの想いをカタチにしていきました。

デザイン構築にあたっては、まず「どんな空間にするか?」を考えるところからスタート。駅からビルに入ってこの場所に来るまでに、みんなどんな気持ちを抱くか? その気持ちに応えるにはどういう場所にすればいいか? 未来が生まれる「実験室」や「ラボ」のような場所にしたら、たとえ小さなスペースでもワクワク感が出せるのでは?など、一連の体験をストーリーにまとめて提案しました。

中村さん:「ご提案をもらった時の感想は、本当に『すごい』の一言。想像を超えるインパクトでした。『ゼロから、こういうものを描ける人たちがいるのか』と驚きましたね。描かれているプランやイメージも『まさに、こういう場所にしたい』と思えるものでした」

体験設計が固まったら、次はいよいよデザインに着手。当初、デザインに関しては2つの方向性がありました。一つは、未来からタイムスリップしてきたラボというイメージで、少しテクノロジー感の強いもの。もう一つは、あえて手作り感を出した柔らかい雰囲気のもの。最終的には「みんなが身近に感じられる場所にしたい」ということで後者の案が採用となり、さらにそこへDream Onのメンバーのアイデアもプラス。ガラス越しに中が透けて見えるようにしたり、「落書き」を床や壁のデザインに盛り込んだり、みんなが気軽に未来を体験できる場所にしたいという想いをカタチにしていきました。

中村さん:「仕上がった現場を見た時は、本当に感動しました。空間力というか、五感に訴えかけるエネルギーのようなものを感じました。そういう力って、事情を知らない人にもちゃんと伝わるもので、この部屋の前を通る人の多くが部屋の前で足を止めたり、中を覗いたり、『かわいい』『なに?この空間』なんて声もよく耳にします。それだけの反応を生み出す空間ができあがったと思います」

みんなの想いをデザインに落とし込んでいく会議中盤の資料

想定外の展開から、想像以上の未来が生まれる。

Dream Onにとって、人とのつながりは夢の実現にとって大きなカギとなるもの。中村さんはFLEX Park Tokyoを通じて、より多くの仲間を作っていきたいと考えています。

中村さん:ありがたいことに、すでに多くのプロの方にご参加いただいて、そこからいろんなアイデアや連鎖反応が生まれていますが、こういう輪をもっともっと広げていきたいんです。 おもしろいと思ったことがあると、みんな勝手にやり始める。だから、どこへ進むか全然わからない。Dream Onというチームには、そんな気風が満ちています。「でも、それでいい」と中村さんは語ります。

中村さん:「みんなでいろいろやっているうちに、気づいたらこんなところにたどり着いた、みたいな方が学びが多かったりするんですよね。空飛ぶクルマを作った時もそうでしたし、FLEX Park Tokyoの開発でもたくさんのことを学ばせてもらいました」 人と人との化学反応によって、目指す未来の姿をアップデートしていく。そういう意味ではFLEX Park Tokyoも、これで完成ではありません。

中村さん:「どんどんアップデートしていきたいですね。ここでの体験をもとに、みんながそれぞれに夢を描いて、それを吸収してどんどん変化していくような、そんな場所にしていきたいです」

「FLEX Park Tokyo」メイキングムービー

「Dream On」の立ち上げから「FLEX Park Tokyo」開設までを記録したプロジェクトムービー。専門的なスキルやアイデアを持ち寄り、「思い描く未来」の実現を目指しています。
YouTube

Point of View

夢を叶えるには、とにかく想いを伝えること。
伝え続ければ、きっと味方は見つかる。
プラン開発のメンバーはDream Onとの出会いによって、そのことを実感しました。
そして「こういうつながりを、もっと増やしたい」「もっとたくさんの夢に出会いたい」
と強く思うようになりました。
だから、叶えたいアイデアや構想のある人は、どんなに小さな種でもいいので、ぜひムラ
ヤマに話してみてほしい。
「具体的な計画はないけど、とりあえず連絡してみよう」
それでいいと思います。
「こんなことできたらいいな」
その想いだけで十分。

Profile

中村翼 Tsubasa Nakamura
有志団体「Dream On」共同代表

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