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〈感動ノート page.08〉なぜ、あの食事は忘れられないのか。ストーリーが「食」を特別な体験にする

感動ノート

ムラヤマのユニークな制度「感動体験支援施策」。この施策を利用した社員がどんな場所に赴き、何に心を動かされたのかを、インタビュー形式でお届けする企画です。第6回目は『食体験』がテーマです。

食べるだけじゃ、記憶に残らない?

「3日前の夕ご飯、何を食べましたか?」 と聞かれて、すぐ思い出せないことはありませんか?

日々の食事が「ただ食べる」だけの作業になっていると、記憶に残りにくいものです。でも、そこに特別な目的や体験が加わると、たとえ1年前の出来事でも鮮明に覚えています。

今回は、そんな“記憶に残る食体験”をしてきた3人をご紹介します。

感動体験支援施策とは?

展示会やイベント、教育・文化施設、国際プロジェクトまで……ムラヤマは人の心を動かす空間づくりを幅広く手掛けています。そんな私たちの仕事にとって「感動体験支援施策」は人の心を動かす感性を磨く大切なきっかけになっています。このコラムでは、ムラヤマの「感動体験支援施策」を通じた社員たちの体験談をご紹介します。
施策の詳しい内容については〈感動ノート page.00〉からどうぞ。

記憶に残る食体験をした3人。その中身は?

まずは、それぞれの体験の動機と中身を見てみましょう。

河本さん「司馬遼太郎の『世に棲む日日』を読んだことがきっかけで、山口に興味を持ちました。登場人物が訪れた宿で、名物の河豚を食べることを体験のテーマにしました。」

深澤さん「自分と向き合う時間が少なかったのがきっかけです。アーユルヴェーダ体験で癒された後、時間をゆっくり使って焼肉を楽しみました。」

瀬戸口さん「20代後半になり、食事マナーが身についていないことや、振る舞いに自信が持てないことが悩みでした。少しでも自信を持てるよう、格式高いホテルでフランス料理のマナー講座を受けました。」

3人の体験に共通しているのは、「食べること」そのものではなく、その過程や背景にストーリーがあること。そのストーリーこそが、食体験を記憶に残る特別なものにしているように思えます。

「食×ストーリー」体験が、感動を特別なものにする

ストーリーの存在が、食の感動をひときわ特別なものにしてくれる。そのことは、3人の言葉からもうかがえます。

河本さん 「河豚を食べた場所は、かつて志士たちが語り合った宿です。彼らと同じ気分になれたと思えました笑。あの場所と空間の趣が、体験を特別に繋がったと実感しています。」

深澤さん「ゆとりのある時間を作ると、些細なことに気づけます。匂いも人の気持ちを変えるなと。仕事では『ハレの場』に関わることが多いですが、これからは『落ち着ける場』も作りたいなと思いました。」

瀬戸口さん「食事のマナーは『相手を不快にさせない配慮』だと感じました。相手を思いやる気持ちは、普段のデザイン業務にも共通していることで、『どうすれば喜んでもらえるか』を常に意識して空間を創っていくことの大切さに気付きました。」

河本さんは歴史の追体験で「食と空間」が掛け合わさり体験を豊かに。深澤さんは「ゆとり」を足すことで感覚が研ぎ澄まされ、新しい仕事のアイデアに繋がりました。瀬戸口さんは「悩み」を取り除くことで、相手を思いやるデザインの本質に気づきました。

感動づくりのヒント。「足し算」だけでなく「引き算」も

食をめぐる一連の体験から得られた、3人のそれぞれの気づき。この気づきは、私たちの感動を作る業務でも非常に大切なことです。メインイベントだけに注力するのではなく、そこへ至る道筋でワクワクを膨らませる感動の「足し算」。それが、より大きな感動を生むのではないでしょうか。

そして、もう一つ。瀬戸口さんの体験がとても印象に残っています。「マナーに対する不安」というコンプレックスを取り除くことで、より食事を楽しめるようになったという話が非常に興味深かったのです。

感動づくりにおいては、いかに期待感を高めるかという「足し算」を考えがちです。しかし、体験する人の不安を減らす、取り除くという「引き算」も、感動体験を作るうえで非常に大切な要素であると、改めてきづかされました。
次回は「挑戦」をテーマに綴ります。

text by 加持 翼

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