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大阪・関西万博の舞台裏|3名の若手社員が本音で語る挑戦と学びVol.2

初めて万博プロジェクトに参加した若手社員3名によるトーク企画の第2弾。
今回は、営業制作としてプロジェクトマネージメントを担当した3名に、万博という巨大プロジェクトを経験することで得られた成長や自身の変化などについて語ってもらいました。

【参加メンバー】

井澤峻
多くの国と地域が集まる共同出展パビリオンの展示に関して企画・制作を担当。


加藤志織
大手工業部品メーカーのパビリオンにて、展示空間の制作・現場管理を担当。


山田千尋
新卒入社後まもなく共同出展パビリオンの制作チームに参加。メンテナンス・撤去 工事等を担当。


壮大すぎる「万博」という現場

前回の若手トークでは「万博をやってみたくてムラヤマに入社した」との声が聞かれました。しかし、今回の3名は、万博に対する印象はずいぶんと違っていたようです。

みなさんにとって「万博」とは、どのような存在でしたか?
井澤:個人的には「想像しがたいもの」でしたね。壮大なイベントということはわかるのですが、会場がどのような雰囲気で、どういった内容を展示するのか具体的 なイメージが全く沸かなかったというのが正直なところです。

加藤:私も漠然としたイメージしかなかったです。子どもの頃に愛知万博へ行ったことはあるものの、あまりにスケールが大きくて、自分が仕事で関わることになるとは想像もしていなかったです。

山田:今年の春に入社して、研修の中で万博プロジェクトの説明も受けましたが、新人の私にとっては遠い世界の話だと思っていました。

万博チームへの参加が決まった時の気持ちは?

井澤:英語力やコミュニケーション能力といった部分で期待され万博チームへの加入を打診されたのですが、最初は戸惑いがありました。それまで関わっていた業務も面白く「これから、ここで経験を積んでいこう!」と思っていましたので、気持ちの整理がつかなかったです。一度は、「辞退したい」と申し出ましたが、仕事を選り好みしていたら自分のためにならないかもしれないと考えて、「やっぱり頑張ります!」と 思い切ってスイッチを切り替えました。

加藤:私の場合は、通常業務と並行して万博プロジェクトに参加することになりました。以前から担当させていただいていたクライアントが万博に参加されることになり、私がアサインされました。万博となると規模も大きいし、クライアントや代理店の担当の方々も万博経験者でベテランぞろいでしたので、「私が担当して本当に大丈夫かな?」という不安やプレッシャーは大きかったです。

山田:私が万博チームに入ったのは、仮配属され数か月経った本配属前の頃。先輩方と一緒に様々な現場に入らせていただいたのですが、自分が何をするのが良いのか役割がなかなか見出せなくて……。

井澤:それで僕に電話してきたんだよね。

山田:そうなんです。井澤さんに「どうすればいいんでしょうか?」と相談したら、「万博やってみない?」って声をかけてもらえて、自分が何をするのが良いか見つけるきっかけになるかもと思って「やらせてください!」と答えました。

大きなプロジェクトにあるプレッシャーと不安

万博プロジェクトを任された3名は、建設環境中、刻々と移り変わる状況や不測の事態に直面し、みずからの限界を試される日々を送ったようです。

実際、万博プロジェクトに参加した感想は?

井澤:自分のモチベーションや気持ちの調整が大変でした。気持ちのスイッチを切り替えて前のめりに仕事に取り組んだものの思い通りならないことばかり。様々な国や地域の方々への対応を同時並行で進めていたのですが、時間やスケジュールに対する意識も違うし、国内情勢の変化によって計画が大幅に変更されたり、展示品一式が届かず日本国内で調達することもありました。そんなことの連続だったので、常に不安と緊張感でいっぱい。「これで大丈夫なのか?」「本当にお客さんは来てくれるのか?」という想いがいつも頭から離れなかったです。しかし振り返るとそういった経験がものすごく貴重でした。

加藤:やはり大きなプレッシャーはありました。でも、現場に入ったらムラヤマのスタッフがたくさんいるし、他のパビリオンを担当する別会社の方々ともお互い励まし合うようになったり、どんどん仲間が増えていったことで精神的なプレッシャーから解放されていきました。このような関係性は、万博ならではですね。
万博特有の工事ルールなどが多くて大変でしたが、その都度、現場にいる社内外のみなさんに相談しながら解決することができて非常に助かりました。

山田:私の場合、途中からの参加でみんなの輪に入れるか不安もありました。現場に入って実感したのは、自分の行動があらゆる方向に影響するということです。ちょっとした不注意で国レベルの問題に繋がりかねないことも身をもって感じました。

井澤:「ムラヤマのミス」ということで済まなくなることもあるからね。

山田:本当に日々学びでした。

全力で走り続けた中で生まれた変化

万博の現場では、質と量の両側面を求められることも。今回の3名は、プロジェクトの中で一歩ずつ自分の限界を引き上げ、その積み重ねが確かな自信に繋がっていったようです。

万博で得られた“学び”とは?
井澤:振り返ると、すべてがいい経験になりました。仕事を続ける上で大事な要素をしっかり学べたと思います。精神的な部分で「何があっても大丈夫!」って思えるようになりました。技術的なことも、スケジュールの中でうまく問題解決できる方法を身に付けられたかと思います。

山田:配属当初は「井澤さんって何の案件をしているのだろう」って思っていましたが、万博の話になるとキラキラしはじめて、仕事が自信に繋がっているのだろうなって感じました。

井澤:以前は「根拠のない自信」でしたが、万博を経験したことで「根拠のある自信」を持てるようになったと思います。

加藤:確かに、万博の経験は自信に繋がりました。自分がやってきたことを丁寧に積み上げていけばなんとか形になる。やることも多くスケジュールも厳しいけど普段の業務とベースは変わらない。そういう実感を得ることができました。
それから、一緒に万博に取り組ませていただいたクライアントや代理店の方々と信頼関係を深められたことが大きかったです。

山田:万博に参加したことで仕事をジブンゴトとして捉えられるようになったと思います。以前は「これくらいでいいか」「あとは先輩に任せよう」 みたいな気持ちがありました。しかし、万博を経験して「どんなことでも自分ができることは精一杯やろう」という意識を持つようになりました。

壁に直面した時、どのようにして困難を乗り越えたのですか?

井澤:「やるからには突き詰めたい」という性格ですが、東京から以前の所属部署の上司や仲間などが大阪に来て労ってくれたことも最後までやり切れた要因だったと思います。それから、後輩の山田の存在も大きかったです。山田がチームに入ったことで「しっかりしないといけない」という意識を持ち続けられたからだと思います。

山田:井澤さんをはじめ、さまざまな先輩方の姿を目にして、私自身「どんなことも手を抜かない」と思うようになりました。

加藤:万博以外の複数案件も並行して担当する状況で、自分だけのパワーでは絶対に無理。どの物件も大切に進めるため、さまざまな方の力を借りる必要がありました。仕事の優先度を考えながら、何を自分でやり、何をやっていただくか整理しながら仕事のバランスを維持していました。

忘れられない瞬間

万博を振り返って特に印象に残っていることは?

井澤:不安を抱え身を削ってやってきて、開幕したら手掛けたパビリオンが入場規制になるなど、実に多くのお客さまに入場いただけました。その光景を見たとき、心の底から「やって良かった!」と思いました。それまで仕事において自分を肯定することはありませんでしたが、はじめて自分の仕事が誇らしく思えました。

山田:一緒に大屋根リングにのぼってお客さんで溢れる様子を見ましたね。

井澤:この仕事の醍醐味はやっぱりお客さんの喜ぶ姿ですね。

加藤:私もオープンしてはじめて「やり切った!」という実感がわいてきました。自分が作ったパビリオンのイベントにたくさんのお子さんが集まって、楽しそうに盛り上がっている様子を見て素直に感動しました。「私やったんだ!」って。

山田:私は夜間工事の光景が印象に残っています。誰もいない静まりかえった会場を見て、「自分は、万博で人を楽しませる側の一員なんだ!」「ムラヤマに入ってよかった、この仕事に関わってよかった!」って実感しました。

井澤:すべてが終わった後の誇らしい気持ちは、一生忘れないと思います。この先も万博の現場に入るかもしれないけど、今回みたいな気持ちは二度と味わえないかもしれない。

万博で得た自信と成長が、次の大きな一歩に

今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

井澤:想像もつかなかった万博に飛び込んで、最後まで走り切ることができました。この経験は、どんな案件にも役立つと思っています。ここまでやり切れた経験があれば、いろんな仕事を任せてもらいやすいと思うんです。だから、どんな案件でも好き嫌いで判断せず、自分の活躍の場だと捉えてやっていきたいと考えています。

加藤:ありがたいことに、お仕事をたくさん任せていただき忙しい毎日を送っています。でも、常に忙しい状態だと、次来たチャンスに気づけなかったり、掴めなかったりすると思うんです。ですから、周囲の力を借りて万博を乗り切ったように、チームとしての仕事の仕方や時間の使い方を意識して自分のキャパシティを広げていきたいと考えています。

山田:私自身が手を動かして何かを作れるわけではないので、現場に入った当初は「私がいる意味って?」「ムラヤマの役割って?」といった疑問がありました。でも、万博の現場を経験する中で、ムラヤマの意義、ムラヤマがいると何かが動くということを実感しました。これから入社する人の中に疑問を持つ後輩がいれば、この仕事の楽しさを伝えていきたいです。
それから、たとえ万博のように大きな案件でなくて小さなブースでも、出展する人にはそれぞれの想いがあって、その気持ちに向き合えるようになりたいと思います。


井澤: 数か月前に悩み相談してきた新人が、ここまで変わるというのも万博プロジェクトの成果の一つですね。

やれば必ず糧になる

今後、様々な大型プロジェクトへの参加に迷っている人がいたら、どんな声を掛けますか?

井澤:チャンスを手放すのは簡単だけど、掴むのはとても難しいこと。絶対にプラスになるから、挑戦した方が良いと言うと思います。「僕は万博の仕事に飛び込んだからこそ、こうなれた。だからやってみな!」って。

加藤:私も「迷う気持ちがあるなら、やってみれば!」って言うと思います。こんなラッキーな機会を断ったら、これから先、何も挑戦できなくなるし、声を掛けてもらえにくくなるかもと思うんです。だから、やってみたい気持ちが1パーセントでもあるなら、思い切ってやってみて、できる限りのことを学んだ方がいいと思います。

山田:自分が変化することが仕事においても人生においてもとても大事なことだと思います。だから、迷っている人がいたら「その場に留まるより、動いてみた方がいいよ、自分の糧になるし人生が豊かになるから!」って言うと思います。それでもまだ躊躇していたら、「じゃあ私がやるよ!」って言っちゃうかも。それだけの魅力が万博にはあったと今なら言えます。


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まとめ
このトークが開催されたのは、撤去工事も終わり、現場での業務が完了した時期。3名は、つかの間の解放感を味わったのち、すでに別のプロジェクトへと活躍の場を移していました。
万博で得た成長、そして空間づくりの喜びは、これからのムラヤマにミャクミャクと引き継がれていくことでしょう。



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