
ムラヤマのユニークな制度「感動体験支援施策」。 この施策を利用した社員がどんな場所に赴き、何に心を動かされたのかを、インタビュー形式でお届けする企画です。 今回は、「仕事がきっかけになった感動体験」についてご紹介します。
仕事がきっかけになった感動体験
今回インタビューした二人の感動体験のきっかけはどちらも仕事での関わりでした。一人は、長年担当しているクライアントの働く施設。もう一人は、コンペ業務で勉強した量子力学の知識がきっかけです。普段の業務で得た経験や知識が、感動体験支援施策を利用する理由になっていました。
「感動体験」と聞くと、心が激しく揺さぶられる瞬間をイメージしがちですが、2人の持ち帰った感動は対照的でした。
今回は、溢れんばかりの”熱量”で羽田空港へ向かった赤塚さんと、父の誘いに乗っかり”ノリと勢い”で宮城県にある次世代放射光施設ナノテラスを見学した高山さん。まったく違うアプローチで旅に出た二人のストーリーをご紹介します。
感動体験支援施策とは?

展示会やイベント、教育・文化施設、国際プロジェクトまで……ムラヤマは人の心を動かす空間づくりを幅広く手掛けています。そんな私たちの仕事にとって「感動体験支援施策」は人の心を動かす感性を磨く大切なきっかけになっています。このコラムでは、ムラヤマの「感動体験支援施策」を通じた社員たちの体験談をご紹介します。

愛を持ってじっくり観察した赤塚さんと、知識を持って訪問した高山さん。体験の視点が違う二人は、今回の感動体験で何を見つけたのでしょうか。さっそく、それぞれの体験を見ていきましょう。
CASE.1 赤塚さん | 羽田空港を1泊2日で満喫
「普段は時計を気にしながら通り過ぎるだけの空港を、いつもとは違った視点でじっくり味わいたい。」
航空会社の案件を長年担当している赤塚さんは、羽田空港と直結ホテルへの宿泊というプランを計画しました。
飛行機に乗る予定もないなかで、最寄りの空港に泊まるということはなかなかありません。しかし、「感動体験支援施策が利用できるなら」と背中を押されたことで、この贅沢な時間を過ごす決心がついたそうです。
赤塚さんは、時間を気にせず空港を散策するなかで、働くスタッフさんたちの振る舞いによる深い満足感を得られたと話してくれました。 その光景は、過去に自身が空港で財布を紛失した際、スタッフの素晴らしい対応で無事に手元に戻ってきた記憶とも重なり、より一層輝いて見えたとのこと。
「機能性、安全性、おもてなし。どれをとっても羽田は世界一だと感じました。飛行機に乗らなくても、この場所そのものに訪れる価値があります」
プライベートでも世界各地の空港に足を運んでいる赤塚さんですが、その経験を通じてもなお、羽田空港のクオリティは圧倒的だと感じたそうです。普段は見過ごしてしまうようなことも、今回の体験で、赤塚さんの熱量をより高める機会になっていました。
CASE.2 高山さん | 次世代放射光施設ナノテラスへの訪問
「せっかく父が誘ってくれたし、会社の制度も使えるなら。」
仙台の次世代放射光施設ナノテラスへ向かった高山さん。きっかけは、ナノテラスのある東北大学を卒業した父からの誘いと、会社の感動体験支援施策による支援だったそうです。
量子力学は、一般の人には難解な領域ですが、彼女には予備知識があったため、展示パネルの説明もスムーズに理解できたそうです。 しかし、最先端技術を前にしてもあまり感動はしなかったとのこと。どちらかというと、自身の知識との答えあわせに近い感覚だったらしく、冷静なままだったと話してくれました。
しかし、彼女はそこで意外な発見をしたそうです。それは、少年のように目を輝かせ、食い入るように質問する父親の姿でした。
自分が冷静に展示を見つめる横で、熱中している父を見る。この対比から、「好奇心に年齢は関係ない」という別の気づきを得られたみたいです。
正解のない「感動」を探しに行く
この施策は、社員それぞれの感性に委ねられています。 何を見て、何を感じるか。そこに決まった「正解」はありません。
赤塚さんのように対象への愛を再確認することも、高山さんのように周囲の反応を含めて空間を観察することも、どちらも等しく価値のある体験です。
大切なのは、自分の足で現地へ行き、自分なりの視点で何かを持ち帰ること。 そのプロセスで得たあらゆる気づきを糧にして、ムラヤマは人の心を動かす「新たな発見」を探求し続けていくのです。
text by 加持 翼
