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領土・主権展示館 ゲートウェイホール

Culture & Public Works

領土・主権展示館 ゲートウェイホール

日本の領土・主権への理解を深める拠点「領土・主権展示館」にて、2025年11月、新エリア「ゲートウェイホール」がオープンしました。本エリアは、今後増加が見込まれる学校利用を見据え、引率教員のニーズにも応える対話と探究の場として構想されました。

「日本の島々や海を知ることは、世界を知る入口(Gateway)となる」というコンセプトのもと、単なる展示鑑賞に留まらず、自ら調べ、考え、対話へとつなげる「学びの導線」を空間全体に構築しています。

体験型展示で子どもたちの興味を喚起する「本館(前年度リニューアル)」に対し、本エリアはその学びを深化させる「拡張エリア」と位置付けられています。

株式会社ムラヤマは、昨期に引き続き、本事業の企画デザインから内装設計、施工、映像・グラフィック制作までを全面的に手掛け、2期にわたるリニューアルを通じてより多角的な理解促進をサポートしています。

Point

日本の国土の変遷を体感する試みとして、江戸時代に伊能忠敬が編纂した「英国伊能小図(英国国立公文書館所蔵)」の原寸レプリカを展示しました。制作にあたっては、現地での直接撮影と厳密な色校正を実施。高度な複製技術を用いることで、歴史資料が持つ精度と圧倒的な存在感を忠実に再現しています。 あわせて、その隣接エリアには約3m×1.5mの大型投影台を用いたデジタルグラフィック装置を導入しました。江戸期から明治初期にかけた古地図をデジタル上で横断的に閲覧でき、拡大・縮小によって細部まで比較検証が可能です。アナログとデジタルの双方から、日本の国土認識がどのように変化してきたのかを深く読み解くことができます。

Point

展示の目玉となる没入型シアターでは、各地の離島を8Kカメラで捉えた180度級のダイナミックな映像を展開します。北は利尻・礼文島から南は与那国島まで、日本各地の離島を全編8Kで収録。ドローンによる空撮や、圧倒的な没入感を創出する超広角撮影を駆使し、日本の島々や海の広がりを空間全体で体感できる構成としました。 また、この迫力ある映像体験を補完する場として、関連資料を網羅したライブラリーを併設。一般来場者から専門的な研究者まで、多様な層の知的関心に応え、学びをさらに深めることができる探究拠点としての機能を備えています。

Point

没入型シアターは、最先端の映像体験だけでなく、多様な運用を可能にするフレキシブルな設計を特徴としています。団体見学時のオリエンテーションをはじめ、有識者による講演会、離島とつなぐオンライン授業、さらには小学生向けのワークショップまで、幅広い用途に対応した機能を備えています。 また、空間づくりにおいては、子どもたちが「領土・主権」という重要なテーマに対して、過度に構えることなく自然に触れられるよう配慮しました。親しみやすく、かつ知的好奇心を刺激するデザインを意識することで、次世代を担う子どもたちが主体的に学べる環境を実現しています。

CREDIT

クライアント 内閣官房
オープン 2025年11月
業務範囲 企画、設計・デザイン、施工
場所 東京都港区
撮影 J-LIGHTS / 板村光一郎 (Point2を除く)

PROJECT MEMBER

ディレクション: 大澤 美優、志岐 麻子、髙荒 夏衛、伴野 芽衣子、岡田 泰政
映像: 森本 薫
設計・デザイン:  笈川 昌洋、佐々木 翔太郎
施工: 武藤 慎、青山 光治

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